27日夜、北朝鮮による「軍事衛星」の打ち上げにより、沖縄県にJアラート=全国瞬時警報システムが出されました。こうした中、青森県大間町で弾道ミサイルを想定した避難訓練が行われ、参加した人たちが万一の事態に備えました。

防災無線の音
「訓練、訓練、ミサイル発射…」

大間町の避難訓練は、国や県、町の共同で行なわれ、住民など500人あまりが参加しました。

訓練は、弾道ミサイルが県内の上空を飛来する恐れがあるとの想定で行われ、住民たちは防災無線を聞いて屋外から屋内に避難し、窓から離れた上で頭を守るよう体を小さくしていました。

参加した小学生
「普段できないことを、この大間町でやらせていただいて勉強になったし、これからも非常時があったときに、落ち着いて自分でできることを判断していけるようにしたいです」

大間町 野崎尚文町長
「小学生が真剣にやっているのを見てすごいなと本当に感心しました。大間には鉄筋コンクリートの建物が少ないので、そういうことも考えていきたい」

また、訓練の前には自衛隊や消防などによる防災イベントも開かれ、小学生たちが心臓マッサージを体験し、万一の事態に備えていました。

弾道ミサイルを想定した訓練は、今年度、全国24市町村で行われる予定で、青森県では2023年のつがる市に続き2年連続です。

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