未明から続く雨で、大阪府内の小中学校では70校で臨時休校、16校で終業繰り上げとなりました。

 気象庁によりますと、前線を伴った低気圧が、発達しながら西日本から東日本太平洋側を進む見込みで、低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発となっています。

 大阪府内は、登校時間帯からすでに大雨警報が出ていました。学校の臨時休校は、どれくらいの数あったのでしょうか。


《大半は平常通りだった》

 大阪府教育庁によりますと、市町村立の学校が1419校ある中で、臨時休校したのが小学校48、中学校21、義務教育学校1の計70校でした。

 また、終業を繰り上げたのが計16校でした。その他の1333校は平常通りとなりました。(いずれも午前10時現在の情報です)

 これを自治体ごとに見ていくと、大阪市や堺市、豊中市、池田市などは『全校で平常通り』という判断となっています。

 箕面市では、小中学校22校のうち『2校で臨時休校』。

 東大阪市では小学校49校のうち、『臨時休校が1校、繰り上げが5校』と、それぞれ判断が分かれています。


《高槻市 豊能町は全校で休校》

 特徴的なのは高槻市で、『小学校41校、中学校18校の全校が臨時休校』という判断でした。豊能町も同様で計6校すべてを臨時休校としていました。

 つまり、大阪できょう臨時休校した70校の大半(59校)は高槻市立の小中学校だったのです。

 休校の基準を高槻市教育委員会に聞きました。

 自治体によっては、大雨、暴風、大雨洪水、など警報の種類で臨時休校の判断を分けるケースもありますが、高槻市は市内に何らかの気象警報が発表された場合は臨時休校とし、「わかりやすく運用している」ということです。

 市のHPによりますと、『午前9時現在、いずれかの警報が発表されている場合は、臨時休業』。

 また『登校後、いずれかの警報が発表された場合は、安全を確認した上で速やかに下校する。危険と判断する場合は学校で待機』などとなっています。

 臨時休校や繰り上げは、それぞれの居住地によって判断が異なり、また気象の状況によって判断が変更されることもありますので、事前に確認しておく必要があります。

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