旧萩藩の御用窯として知られ長門市にある坂倉新兵衛窯に十六代が誕生しました。

十五代の長男正紘さんが襲名しました。

正紘さんは、きょう、十六代坂倉新兵衛を襲名し、ゆかりのある地元、大寧寺の住職が仏前で襲名を報告しました。
正紘さんは、十五代の父親とともに会見に臨みました。


坂倉新兵衛窯は、萩焼・深川窯の1つで今の長門市深川湯本に窯を開き367年の歴史があります。

萩藩の御用窯を務めた由緒ある窯元です。

十六代坂倉新兵衛さんは、1983年、長門市生まれの40歳。

東京芸術大学・美術学部を卒業後、京都で焼き物を学びました。

2011年からは地元で父親のもとで作陶活動をし、展覧会を中心に精力的に活動してきました。

16代坂倉新兵衛「窯の伝統と萩焼の伝統と自分の創意工夫を合わせた上で1つ作品が品格を感じられるようなよき萩焼が作れたらなと思っております」

十五代は、「坂倉一渓」と名を改め作陶活動を続けます。十六代は、これから作品作りに専念し来年(2025年)3月から全国各地で襲名の個展を開く予定です。

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