跡地の利用について協議が進んでいる山口市の旧・県農業試験場について、山口商工会議所は「中心商店街とのバランスのとれた開発」を求める要望書を提出しました。


山口商工会議所の河野康志会頭から伊藤和貴山口市長に要望書が手渡されました。
要望書は、山口市の農業試験場跡地の利活用について、山口市商店街連合会からの要望を含めて山口商工会議所がとりまとめたものです。

雨水の排水や交通渋滞への対策を最優先するよう求めたほか、商店街への影響に懸念も示されています。
商工会議所によると、30年ほど前に大内地域に大型商業施設ができたときには、中心商店街の通行量が半減するなどの影響があったということです。

このことから、消費活動拠点としての商店街と農業試験場跡地のある大内地域とが連携できる開発を求めています。

山口商工会議所 河野康志会頭
「今回は公有地でありますので、また同じようなことが起きるのもできれば回避しつつ、大内地域と商店街が両方共存できるような、そういった開発が望ましいのかなと」

山口市商店街連合会 川口雄一郎会長
「今までやってきたことがむだになるという懸念があるということで、そういうことが容易に推測できるような形での今のままでの進め方では不安だと」


伊藤市長は、「それぞれの地域の機能を考えたまちづくりを進めたい」と応じました。

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