廃棄されるはずだった手錠と拳銃入れを、富山県警の倉庫から盗んだ疑いで43歳の警部補の男が逮捕、送検された事件。この警部補は、逮捕容疑となっている手錠2点と拳銃入れ1点のほかにも、盗品数十点をフリマアプリに出品、売却し、100万円を超える利益を得ていた可能性があることが、捜査関係者への取材でわかりました。

建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕、送検されたのは、富山県警の警部補、宮崎伸一朗容疑者(43)です。

警察によりますと、宮崎容疑者は、去年4月19日ごろからことし2月23日までの間に、当直勤務中に県警本部の倉庫に侵入し、拳銃入れ1点と手錠2点を盗んだ疑いがもたれています。ことし2月他県の警察から情報提供があり事件が発覚しました。

宮崎容疑者は非常用の鍵を持ち出して倉庫に侵入。盗んだ手錠などをフリマアプリに出品していて、捜査関係者によりますと盗品は数十点にのぼるということです。
盗品を売却して得た利益は少なくとも100万円を超えるとみられ、警察の調べに対し宮崎容疑者は「生活費に充てていた」と供述し、容疑を認めているということです。

県警は、余罪があるとみて捜査を進めてます。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。