今年3月に行われたコドモドラムコンテンスト九州・沖縄地区大会で優勝した女子中学生が大分県日出町にいます。世界を目指して日々練習に取り組む姿を追いました。
お手本はYouTube
大人顔負けのパフォーマンスを披露してくれたのは、大分県日出町に住む中学1年生の日高樹里さん(12)。学校から帰宅したあと毎日一時間、ドラムの練習に励んでいます。
日高樹里さん:
「ドラムはテンポにのりながら楽しく叩いています。細かいリズムを刻んで、音楽を盛り上げられるところが好き」
両親もサックスやトランペットを演奏する音楽一家の樹里さんは、父親の影響で小学3年生の時にドラムを始めました。
お手本にしたのはYouTubeなどの動画。ほぼ独学で学び着実に技術を身につけ、今年の3月に行われた「コドモドラムコンテスト九州・沖縄地区大会」に初出場しました。予選を勝ち抜いた14人が腕前を競いあい、樹里さんは見事グランプリに輝きました。
日高樹里さん:
「グランプリを取れると思っていなかったので、嬉しさとびっくりが混ざって変な感じでした(笑)」
父・新さん:
「他の子どもさんたちのレベルがすごく高く、『大変な大会に出てしまったな』と思っていたんですけど、結果発表があったときはもうびっくりしたのと、やっぱりもう嬉しかったですね」
世界に通用するドラマーに
樹里さんの持ち味は、両足で2つのペダルを駆使してバスドラムを高速で鳴らすテクニックです。
ドラム経験者でも不得意な人がいる中、樹里さんは高度な技術で正確性とスピードを兼ね備えた演奏ができます。
日高樹里さん:
「テンポがずれないようにするために基礎を練習しています。ジャズみたいな細かいリズムを叩けるようになりたい」
練習の傍ら、現在は父・新さんが代表を務める吹奏楽団「Buzz Beat JAM」に参加して各地の演奏会で腕前を披露しています。
「X JAPAN」や世界で活躍するユニット「BABYMETAL」など激しいドラムの曲が好きだという樹里さん。夢に描いているのは世界の舞台です。
日高樹里さん:
「いろんな大会に出て、だんだん大会の幅を広くしていって、最終的には世界に通用するドラマーになりたいです」
グランプリの獲得でますますドラムに熱中し、技術を磨く樹里さん。今後の更なる活躍が期待されます。
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