青森県弘前市では2日連続の夏日。弘前公園では、サクラを楽しむ人たちでにぎわっています。園内では2024年から外国人観光客が増えていることに対応するため、外国語に特化したガイドツアーが始まっています。

ガイドの様子
「皆さんは非常にラッキーです。ちょうどいいタイミングでサクラを見られます」

外国語のガイドを行っているのは、弘前市を拠点に活動するガイド団体「WORDFIX」です。

2023年、市が開校した「弘前ガイド学校」の1期生5人で立ち上げ、弘前大学の学生など20人以上が所属しています。1人1000円、1回45分、英語や中国語、ドイツ語など6か国語に対応していて、サクラを始めとした弘前の魅力を伝えています。

利用したシンガポールからの観光客
「日本語が話せないので(ガイドがいてよかった。)非常に簡単な英語で理解しやすかったです」

「(もし自分だけで行ったら)道に迷うだろうし、地域のことや城のことも理解できないで歩くだけになったと思う」

近年、急増する外国人観光客に景色だけではなく、そこにまつわる歴史的な背景なども合わせて楽しんでもらいたいと話します。

WORDFIX 成田慎一郎ゼネラルマネージャー
「せっかく(弘前に)来たのに、日本語だけのガイドで何も分からず、ただ見てそれで終わるのは非常に残念。一年を通して弘前が観光の街なんだっていうことを海外に発信していきたい」

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