自民党は皇族の数を確保するため、▼女性皇族が婚姻後も皇室に残る案や、▼養子縁組を可能とし、旧宮家の男系男子を皇籍に復帰させる案を「妥当」と評価しました。月内に党の考えを取りまとめる方針です。

自民党 麻生太郎 副総裁
「既に各党からも法案や方針が示されておりますので、できるだけ早期に具体的な方向性を示す必要がある」

自民党は15日、安定的な皇位継承について検討する懇談会を開き、皇族数確保のための方策について議論しました。

懇談会では、出席者が▼女性皇族が婚姻後も皇室に残る案や、▼養子縁組を可能として、旧宮家の男系男子を皇籍に復帰させる案を「妥当」と評価したうえで、これら2つの方策の補完的な措置として、▼皇統に属する男系の男子を直接皇族とする案についても、出席者から理解が示されました。

自民党は月内に党の考えを取りまとめる方針で、今後、皇室典範の改正に向け、衆参両院の議長のもと各政党の代表者が集まり、議論される見通しです。

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