自動車交通への転換が合意されたことで、一部区間が事実上の廃線となる津軽線。JR側は24日「地元とともにどうエリアを活性化できるか」と、地域貢献のありかたについて言及しました。

JR東日本盛岡支社 久保公人支社長
「やっとスタートラインについたということなので、地域の方々のご意見やご要望などを聞きながら、どういう形にしていけばより使い勝手がよくなるのか、旅行で来ていただく方が増えるといったような、そんな取り組みは、まさにこれからなんだと思います」

『自動車交通転換への合意』をスタートラインと位置づけたJR東日本盛岡支社の久保公人支社長。2022年の大雨で被災し、運休している津軽線の蟹田・三厩駅間は沿線自治体のトップなどが出席した会議で事実上の廃線となることが決まりました。

24日の会見では、新たな交通体系の協議が始まることを踏まえ、久保支社長がJRとしての立場を強調しました。

JR東日本盛岡支社 久保公人支社長
「地元とともに、そのエリアをどうやったら活性化できるのかという観点に目を移して、そして、そこに入って貢献していくという形を、今後は担うべきなのではないか」

JRは自動車交通へ転換した場合、18年以上の運営を想定しています。

被災区間で今年度行なっているバスとタクシーの実証実験のデータを参考に、地域にとって最善の自動車交通のあり方を模索していきます。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。