海上自衛隊大湊地方隊の統合を巡り、江渡聡徳衆議院議員が「地域としての活動が少なかった」と発言したことについて。江渡議員は24日に取材に応じ、「私の思いを申し上げた」と述べ、発言は撤回しない考えを示しました。

江渡聡徳衆院議員
「地元が一体となって防衛省に対して要請を行っていく、そのことが重要であるという、私の思いを申し上げたところであります。受け止める方々がどういう受け止め方をしたかはなんとも言えませんけど、もしそれがただの非難だとして思われているのだったらこれは心外であります」

江渡議員は24日に報道各社の取材に応じ、自らの発言について改めて説明しました。

5月11日に青森市で開かれた会合の中で江渡議員は、海上自衛隊大湊地方隊の横須賀地方隊への統合を巡り、「地域としての活動が少なかった」などと述べました。

これを受けて、統合は地域の要望活動が少なかったためかなどを確認するため、むつ市が防衛省に質問状を提出していました。

発言の真意について江渡議員は、同じく統合の候補に上がっていた京都の舞鶴地方総監部を引き合いに出し、舞鶴市は防衛体制の維持に関する決議を市議会で行っていた一方、むつ市は、2023年8月に山本知也市長が一度要請を行っただけとして「大湊よりも舞鶴の地元の要請活動が多かった」と述べました。

江渡聡徳衆院議員
「隊員の数が減っていったり、いろんなかたちになると、むつ・下北の経済に与えること。将来のこと。大変影響が大きいと思っています。だからこそ何としても頑張ってほしいとお願いしていたんですけど、悔しいなっていう思いの方が強いです」

その上で、今後は大湊地方隊の人員を減らすことのないよう「地元の発展のために努力していく」としています。

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