静岡労働局は5月23日、新型コロナウイルス対策として国が休業手当を補填する「雇用調整助成金」を不正に受給した事業主名を公表し、沼津市の飲食業者が虚偽の申請によって約1300万円の助成金を不正に受給していたことが分かりました。

静岡労働局によりますと、沼津市東熊堂の飲食業者「株式会社串ざる」は、2021年9月から2022年12月までの間、16回に渡り、実際には勤務していたにもかかわらず、休業したとして虚偽の申請書類を作成し、1305万5064円の雇用調整助成金を不正に受給したということです。

合わせて、緊急雇用安定助成金193万4600円も不正に受給しました。

緊急雇用安定助成金は、新型コロナウイルスの影響で従業員を休業させ、休業手当を支払った事業主などが受けられるもので、休業させる対象はパートやアルバイトなど雇用保険に入っていない労働者です。

事業主から、これらの不正受給に関して自主申告があり、発覚したということです。

また、富士市横割の経営コンサルティング会社「株式会社StylishCareer」も、2021年10月~2022年11月まで、13回に渡り嘘の申告をし、雇用調整助成金814万2356円を不正に受給したとして公表されました。

なお、両社はともに返還する意思を示しているということです。

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