長崎県物産振興協会は24日、会見を開き運営する通販サイトに不正アクセスがあり、クレジットカード情報をはじめとする個人情報が漏洩したおそれがあると発表しました。

長崎県物産振興協会の説明によりますと、不正アクセスがあったのは協会が運営する「eながさきどっとこむ」で、2024年5月21日に、長崎県警からサイト内のプログラムの一部が不正に改ざんされ、利用者の入力情報を入手できるようになっていた疑いがあると指摘を受けたということです。

このため、2020年9月8日から2024年5月22日午前までの間にサイト内で会員登録したり、利用したりした個人情報が漏えいした懸念があるということです。

漏洩が懸念される個人情報にはクレジットカード情報も含まれています。

協会によりますと、2000年10月からの会員登録者は約6万4千人で、改ざん期間中にクレジットカードで決済したのは約2万5千~3万人だということです。
また改ざんされた期間中にサイトにアクセスした人数は不明だということです。

これを受けて長崎県物産振興協会は「eながさきどっとこむ」を5月22日に停止し、長崎県警へ全面協力するとともに第三者調査機関による調査を進めています。

長崎県物産振興協会では「お客さまや関係者に多大なご迷惑とご心配をおかけする事態となり、深くお詫び申し上げます」としたうえで、まずは登録者や利用者自身でクレジットカードの利用明細書に身に覚えのない請求項目がないか確認し、あった場合は、クレジットカード会社に問い合わせをしてほしいとしています。

また「個人情報が漏洩したおそれのあるお客様には、電子メールでお詫びとお知らせを個別に連絡する」ということです。

協会では「今回の事態を厳粛に受け止め、調査結果を踏まえてシステムのセキュリティー対策・監視体制の強化を行い、再発防止のための対策を講じる」としています。

漏洩したおそれのある情報は以下のとおり

・氏名・性別・生年月日・メールアドレス・郵便番号・住所・電話番号・カード名義人名・クレジットカード番号・有効期限・セキュリティコード

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