将来の人口減少を見据え、宮城県内への外国人人材の受け入れを促進しようと、村井知事は15日の定例会見で、県内企業による大規模な合同説明会を2024年9月上旬にインドネシアで初めて開催すると明らかにしました。
村井知事
「これから人口が減っていく中で子どもの数を増やすことも重要ですが、それだけに力を入れるのではなく宮城県の人口が全体的に減らないように、増えるように、外国人も含めてしっかり手を打っていきたい」
宮城県によりますと、この合同説明会は“ジョブフェア”と銘打ち、県内から50の企業や団体がブースでの出展を予定します。
そして、インドネシアの10~20代の若者500人を対象に、事業内容や働き方などについて紹介します。また、採用担当者がその場で面談まで行い、そのまま採用に繋げることも想定しているということです。
村井知事
「インドネシア政府が全面協力してくれているので、ここまで大規模なものはおそらく日本で初めてではないかと思う」
「うまくいくようだったら知事会を通じて全国展開してもよいのではないかと思っている」
宮城県は、将来の人口減少を見据え、去年7月にインドネシア政府と人材の受け入れに関する覚書を交わしています。
また宮城労働局によりますと、去年10月末現在、県内で働くインドネシア人は、ベトナム、ネパール、中国に次いで4番目に多い1526人です。宮城県は今後、合同説明会の詳細な内容を詰めていくことにしています。
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