今年4月に酒を飲んで車を運転したとして逮捕され、容疑を否認していた佐賀競馬所属の山口勲騎手(54)について久留米区検は起訴しないことを決めました。

酒気帯び運転で逮捕も容疑を否認


山口騎手は、今年4月、福岡県久留米市で酒を飲んで車を運転したとして酒気帯び運転の疑いで逮捕されました。

取り調べに対して山口騎手は、「家でビールとハイボールを飲んで7時間寝たので酒は抜けていると思った」などと話し容疑を否認していました。

「起訴するに足りる証拠がない」検察が不起訴決定


山口騎手について、久留米区検は、「起訴するに足りる証拠がない」として5月14日付けで不起訴処分としました。

不起訴処分を受け、佐賀競馬は、「刑事罰はなかったものの、一連の事柄により、競馬の信用を失墜させた」として山口騎手を戒告処分としました。

不起訴処分を受け山口騎手がコメント


山口騎手は、4月6日以降、レースでの騎乗を自粛し4月26日から騎乗を再開しています。

佐賀競馬・山口勲騎手コメント(全文)

「私は、酒気帯び運転の疑いにより2024年4月3日に逮捕され、翌日に釈放された後も捜査機関の捜査に全面的に協力しておりましたところ、この度、不起訴処分となりましたことをご報告いたします。捜査機関による厳正な捜査の結果、私の説明が捜査機関に受け入れられたものと理解しております。しかしながら、酒気帯び運転の疑いを受けたことは私の不徳の致すところであり、二度とこのようなことのないよう、今後、自動車の運転をする際にはより一層の注意をする所存です。今回のことにより、ご心配、ご迷惑をおかけしましたファンの皆様、競馬関係者の皆様に、心よりお詫び申し上げます」

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。