新潟県三条市に住む80代の女性が、“銀行機構の職員”を名乗る男にキャッシュカード2枚をだまし取られ、口座から合わせて750万円が引き出される被害に遭っていたことが分かりました。警察は特殊詐欺事件として捜査しています。

警察によりますと、5月21日午前10時ごろ、女性の自宅に家電量販店を名乗る人物から「あなたのカードが使われています。何か買い物をされましたか」などと電話がありました。その後、警察官を名乗る人物から電話があり「犯人を捕まえました。口座のお金は大丈夫です」などと言われたということです。
すると今度は“銀行機構”を名乗る人物から電話があり、「今、近くに銀行機構の職員がいるので、訪問の上、カードを確認させてください」と言われました。午前11時ごろに“銀行機構”を名乗る男が女性の自宅を訪れ「カードを見せてください」などと話した後、女性の目の前で封筒に入れたということです。男は、女性に封筒を手渡し、立ち去りました。
23日に銀行から「女性の口座から銀行が引き出されている」と連絡があり、被害に気付いたということです。現金は複数回に分けて引き出されていて、被害額は計750万円に上ります。警察は、女性が目を離したすきに封筒をすり替えてキャッシュカードをだまし取り、そのカードを使って現金を引き出したとみて調べています。

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