“あるテスト”で高得点をマークする小学生の女の子が名古屋にいます。その驚きの生活に密着しました。

名古屋市内に住む、小学6年生の内田望結(もゆ)さん(11)。

学校から帰ると、まずは「おやつ」の時間です。

(内田望結さん)
「(ドーナツは)好きです。一番好きなのはクリームのやつです」

スイーツが好きな、いたって普通の女の子に見えますが、望結さんには「ある秘密」が…

(オンライン英会話の音声)
QDo you think it is possible to achieve world peace in the 21st century?
(21世紀のうちに世界平和を達成することは可能だと思う?)

(望結さん)
「 That’s a hard question.(それは難しい質問ですね) I think if long time passes, I think it could be possible, but I think it can’t be achieved in the next 70years.(長い時間がたてば可能かもしれませんが、あと70年以内は難しいと思います)」

この英語力!

実は望結さん、日常生活やビジネスでの英語力をはかる世界共通のテスト「TOEIC」で、次々に高得点をたたきだしています。小学4年生だった2年前には、990点満点で985点。

去年も970点を獲得し、主催者が選ぶその年の「成績優秀者」を2年連続、最年少で受賞しました。

さらに…

(内田望結さん)
「英検1級です」

大学上級レベルで合格率10%ほどといわれている英検1級に、小学3年生の時に合格しているんです。

(内田望結さん)
「合格したり、問題に挑戦したりするのが楽しいから」

望結さんは海外での生活や留学の経験はなく、両親も英語を十分に話せるわけではないとのこと…ではなぜ、ここまでの英語力を身に付けたのでしょうか?

すべての始まりは…“生後10か月”で連れていかれた英会話教室だった

(母親の朋子さん)
「夫が会社員で、英語は必要なんじゃないかと彼自身が思っていて。生後10か月の時に英会話教室に連れて行ったのが、彼女の英語人生の始まり」

望結さんは英会話教室に加え、これまで多くの習い事を経験してきましたが、英語を覚えるスピードが特に早かったそうで、これに両親も全力でサポート。

お母さんは手作りの英単語帳を作ったり、望結さんが受けられる試験を細かく調べたりして、二人三脚で英語力を高めてきました。

(母親の朋子さん)
「彼女がいろいろな壁を乗り越えてくれるたびに、私が新しいことを探せる。できることをできるように。できないところは楽しむ。自分の好きなことで伸びていってほしい」

名古屋市内の公立小学校に通う望結さん。

今は帰宅後にオンラインで英会話レッスンを受けたり、毎日5分ほど英語ニュースの動画を見たりして英語力を磨きながら、中学受験の勉強や発表会に向けたピアノの練習もと、大忙しの毎日。

こんなに頑張れるのは、胸に抱いている将来の夢があるからです。

(内田望結さん)
「アメリカの大学に行って、動物の脳を研究する。なんでこんなことをするのかなって、ずっと気になっていたのもあるし。人間も一応入るんですけど、世のため人のためにできることをしていきたい」

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