(若狭敬一キャスター)
これまでの政府の補助金制度の終了により、6月から電気料金が値上がりしますが、家庭でできる節約術を紹介します。

(柳沢彩美アナウンサー)
こちらは家庭で、どんな機器が電気をどれだけ消費しているのか割合を示したグラフ、資源エネルギー庁のまとめによるものです。最も多いのはエアコンで34.2%、全体の3分の1以上です。次に多いのが冷蔵庫で17.8%、続いて照明が9.6%、炊事が6.5%、給湯が6.1%となっています。

これらの5つで、全体の4分の3近くを占めていることになります。

(若狭キャスター)
ほかにも、洗濯機とかドライヤーとか色々ありそうですけど、上位5つで4分の3ということは、それらをうまく節約すると効果が大きいということですね。

(柳沢アナ)
それでは「年間いくらの節約になるのか」を調べてみました。
まずエアコンですが、外気温度が31℃で、設定温度を27℃から28℃に1℃上げると、年間で約940円の節約に。フィルターを月に2回程度、掃除するだけで約990円の節約。

(若狭キャスター)
夏は熱中症の心配もありますから、なかなか我慢できないと思うんですが、フィルターは月に2回清掃することはできますからね。

(柳沢アナ)
そして冷蔵庫なんですが、中に入れる物の量を半分にすると、年間で約1360円の節約に。設定温度も「強」から「中」にすると、約1910円の節約となります。

次に照明ですが、白熱電球からLEDランプにするだけで年間2790円の節約。これらを合わせると、年間で8000円弱となる計算です。

炊飯ジャーでごはんを「保温」か「冷凍・解凍」か…どちらが節約?

では、ここからはクイズ形式で。

食器洗いは「手洗い」でするのと「食器洗い乾燥機」を使うのと、どちらが安くすむでしょうか?

(若狭キャスター)
これは意外に「食器洗い乾燥機」の方ではなかったかなと。

(柳沢アナ)
正解は「手荒い」の方が高いです。
手洗いでガスと水道を使った場合は年間2万5560円、食器洗い乾燥機で電気と水道を使った場合は1万9090円で、年間6470円の節約になります。

続いて2番目は「炊飯ジャー」、ごはんを保温しておく方が節約になるのか。炊けたらすぐに冷凍して、食べる時に解凍する方が節約になるのか。どちらでしょうか?

(大石邦彦アンカーマン)
電気代が一番かかるのは温度を高くしたり低くすることだから、ずっと保温にした方が安いのでは。

(柳沢アナ)
答えはこちら、実は目安は1時間でして、1時間以上保温をするんだったら、ごはんを小分けにして冷凍して解凍した方がいいんです。これは「ごはん1杯分」として考えた場合なんですね。1時間以上保温にしておくのであれば、1杯分ずつ冷凍して解凍した方が節約になり、味も良いということです。

(若狭キャスター)
皆さん、この節約術も参考にしてみてください。

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