「エンセン井上」の名前で、アメリカの人気総合格闘技「UFC」にも出場経験のある元格闘家の男とその妻が、麻薬の入ったチョコレートを密輸した疑いで逮捕されました。

麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたのは、元格闘家で「エンセン井上」の名前で活動するイノウエ・エンセン・ショウジ容疑者(57)と妻のマッキャン・サラ・ジェーン容疑者(37)です。

警察によりますと、イノウエ容疑者らは先月、アメリカ・ハワイの郵便局から麻薬成分の入ったチョコレートをさいたま市の自宅に発送した疑いがもたれています。

成田空港に到着した郵便物を東京税関が調べたところ、A4サイズの封筒の中にチョコレートのバー6枚などが入っていて、そのうち1つのチョコレートから麻薬の成分が検出されたということです。今回、密輸したチョコレートのバーは、ネット上で1枚7700円ほどで販売されているということです。

警察はイノウエ容疑者らが使用する目的で輸入した可能性があるとみて、余罪を調べています。

イノウエ容疑者は、「エンセン井上」のリングネームで1990年代から2000年代にかけて、アメリカの人気総合格闘技「UFC」や日本の総合格闘技イベント「PRIDE」などに出場していた格闘家でした。

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