銀行口座を悪用した資金洗浄事件で、警察が組織が管理する口座の入金記録の一部を調べたところ、6割以上が違法カジノの賭け金だったことが分かりました。

 富山市に拠点を置く「リバトン」は、特殊詐欺の被害金などの資金洗浄を請け負っていたとみられていて、メンバーの藤井亮平容疑者(41)ら12人が逮捕されています。リバトンは傘下に約500社のペーパーカンパニーを抱え、それぞれの法人名義の銀行口座を集約。約4000口座を資金洗浄のために悪用していたとみられています。

 捜査関係者によりますと、警察がリバトンが管理する口座の入金記録のうち数十件を調べたところ、6割以上が違法カジノの賭け金だったということです。

 また、リバトンは資金洗浄を請け負い、犯罪グループから7か月間で約28億円の手数料を受け取っていたとみられ、警察が実態解明を進めています。

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