スーパーやコンビニで開発が激化している「お惣菜」。市場は3年連続で伸びていて11兆円目前。各社、独自のブランドを強く打ち出し商機を見いだそうとしているようです。

訪日客にも人気 総菜市場11兆円に迫る

井上貴博キャスター:
コロナ禍を経て、お惣菜市場が一気に広がったという背景もあるようです。総菜市場は前年比4.9%増え、10兆9827億円となりました。国民1人当たりで単純計算しますと、月7360円と150円のおにぎりを約49個分、年間だと8万8300円となります。

ホラン千秋キャスター:
本当に手軽なので、ついついいろんなところの総菜を試してみたくなるな、という気がします。

井上キャスター:
そしてバリエーションも増えていて、総菜市場は我々だけではなく、中国のSNSでは中国広州からの訪日客が「ちょうど刺身と総菜が安くなる時間だったから私たちが全部買った!」とホテルの一室で総菜を楽しむ様子や、香港からの訪日客が「日本に来たら毎回スーパーで総菜を買う!香港の半額くらいなんだ」とスーパーの中で総菜を買い、日本に来て惣菜を楽しんでいる書き込みがあります。

香港・台湾からの訪日客へのアンケートでは、「スーパー・デパ地下で夕食を買いたい」と答えた人は9割を超えていました。理由としては、「日本人が普段食べているものを味わいたい」「一度にいろんな種類を食べたい」「日本の総菜は彩りがいい」ということでした。

ホランキャスター:
デパ地下は特にキラキラといろんなものがいろんなところで光って見えるので、気持ちはわかります。

井上キャスター:
我々には高いと思えるものが安く感じてるんだ、というのをまた感じますが、そこを商機に銀座三越では、英語・中国語に対応した、自分の好みや気分に合わせて、デパ地下の総菜(冷凍)と好みに合った日本酒を提案してくれる「ソムリエAI」を始動しました。こういった動きも広がっていくかもしれません。

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