31日に新潟市で行われる予定の「新潟水俣病の式典」に、伊藤信太郎環境大臣は出席せず、その後改めて懇談の場を設けることになりましたが、これについて新潟県の花角英世知事は『できるだけ早く患者と向き合ってほしい』と述べました。

式典の参加については、環境省の前田光哉審議官が新潟市で21日に新潟水俣病の被害者団体と面会した際に、国会の会期中を理由に大臣は欠席し、国会終了後をめどに懇談の場を設けたいと述べていて、被害者団体からは怒りの声も出ていました。

新潟県の花角英世知事知事は、22日に開かれた定例の記者会見の中で
「日程上、来れないということはしょうがないですね。残念ですけど、国会が最優先になっていますので致し方ないですね」と述べ、
「国の大臣には、できるだけ早く患者さんに向き合っていただいてその思いを丁寧に聞いていただきたいと思います」と話しました。

加えて花角英世新潟県知事は、水俣病の救済制度について「国の認定規準だと残念ながら漏れてしまう方がいる」とし、抜本的な救済制度の見直しが必要との認識を改めて示しました。

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