3年後のワールドカップに向けて、ラグビーの日本代表候補を選考する合宿が、上田市の菅平高原で行われています。

菅平には何か特別な思い入れがありますか?
静岡ブルーレヴズ・奥村翔(かける)選手:
「すごいきつい思い出しかなくて」

参加した多くの選手が学生時代から合宿で訪れていたというラガーマンの聖地、菅平。

3年後の2027年に行われるラグビーワールドカップ・オーストラリア大会に向けて、日本代表候補を選考するため、およそ30人の選手が招集されました。

合宿は20日から始まり、日本が初めてベスト8に入った2019年のワールドカップ日本大会のメンバーから、大学ラグビーで活躍する若手まで、幅広い年齢層の選手がしのぎを削っています。

クボタスピアーズ船橋・東京ベイ 為房慶次朗(ためふさけいじろう)選手:
「全然経験したことのないスピード感なので、アジャストするのは大変ですね」

今回の合宿では、エディー・ジョーンズヘッドコーチが掲げる速く考え、行動する「超速ラグビー」の浸透をはかることも、目的の一つです。

クボタスピアーズ船橋・東京ベイ ファウルア・マキシ選手:
「トレーニングもそうだし、水飲み行くときとかも超速という言葉を使っていて」

静岡ブルーレヴズ 奥村翔選手:
「集団で速く動かないといけない。その中で考えながら速く動くというのは、すごく自分の中で難しいことでもあるけど、それができれば、またプレーの幅も拡がるし自分の可能性というものにわくわくしていますね」

合宿は29日まで行われ、25日の土曜日には練習が一般公開されます。

6月には正式に日本代表が決まり、イングランド代表とのテストマッチが行われます。

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