万博会場でのガス爆発事故。施工業者が報告していなかった損傷があることが判明しました。

 今年3月、大阪・関西万博会場のトイレ建設現場で、溶接作業の火花がメタンガスに引火する爆発事故がありました。ケガ人はいませんでしたが、この事故でコンクリートの床約100平方メートルが損傷しました。

 5月22日、博覧会協会などは、床の損傷のほかに、屋根のへこみや床下の配管を通すための筒の変色があったことを明らかにしました。事故当日に現場の担当者は屋根や筒の損傷を把握していましたが、「大したことではないと思っていた」として工事責任者らへ報告せず、発生から53日目となる5月20日に施工業者が協会に報告したということです。

 (大阪市 横山英幸市長)「情報の共有が適切にいっていたかというといっていないわけですから。原因究明をして再発防止に努めるというところは再度徹底していきたいと思います」

 協会は5月20日に工事業者に対して口頭で注意したということです。

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