熊本県が全国1位の生産量を誇る「イ草」。その魅力を伝える工芸展が、熊本市で開催されています。

国内のイ草の生産量は、熊本県が全国の9割を占めています。しかし、畳のある家の減少や生産者の高齢化で、10年前と比べて農家の数や生産量は半分に減っています。

【熊本県内の10年前と比較】(農林水産省と熊本県の統計より)
農家 622戸→296戸
生産量 1万1800トン→5440トン
作付面積 818ヘクタール→351ヘクタール

そのため工芸展では、イ草の魅力を知ってもらおうと、5つの業者などが出展。イ草を使った畳や草履のほか、規格外のイ草を使った「まり」なども並んでいます。

会場では、子どもたちに身近に感じてもらおうと、イ草の「かるた」や輪投げで遊べるスペースも。

熊本い草デザイン開発研究会 井上昭光 代表「若い人はなかなかイ草になじみがないので、遊びから入って、イ草の香りを感じて、魅力をわかってほしい」

「熊本い草工芸展」は5月26日までで、期間中はワークショップも開催しています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。