20日、北海道旭川市に住む60代の女性が、税務署の職員を名乗る男らから「定額減税」や「還付金」などを名目に、現金約99万円をだまし取られました。警察は詐欺事件として捜査しています。

 警察によりますと、20日午後5時ごろ、旭川市に住む60代の女性宅に、旭川東税務署の職員を名乗る男から電話がありました。
 男は、応対した女性に「定額減税の書類が届いていますか?」などと持ちかけると、約3万7000円の還付があるとして金融機関に行くよう指示しました。

 話しを信じた女性は、指定されたコールセンターと称する番号に電話をすると、今度は別の男からキャッシュコーナーに行くよう説明され、指示通りにATM(現金自動預け払い機)を操作。
 すると、他人名義の口座に約99万円を送金されてしまったということです。

 女性は警察へ通報した際「旭川東税務職員から定額減税があると言われたり、還付するお金があると言われたりして、詐欺ではないかと疑問に思いましたが男に大丈夫といわれ、支払ってしまった」などと話したということです。

 警察は「ATMを操作して還付金が受け取れるという話は詐欺」だとして、注意を呼びかけています。

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