山形県はきょう、今年のさくらんぼの作柄調査の結果を公表しました。収穫量は平年よりも少ないものの、実は大きく育っているということです。

県では毎年さくらんぼの作柄調査を行い収穫量の予測を立てたり、摘果作業を行う目安にしたりしています。

今年は今月17日に県内の48の園地で「佐藤錦」と「紅秀峰」の生育状況を調べ、きょうその結果が公表されました。

県によりますと、今年の予想収穫量は平年より1200トン少ないおよそ1万21000トンで、平年より「やや少ない」見込みだということです。

その要因として、去年の猛暑の影響で、めしべが割れ、果実が二つに分かれる「双子果」が多く発生したことや、開花期の高温と乾燥で受粉に影響が出たことなどが
あげられるということです。

その一方で、実は大きく育ち品質は期待できる状況だということです。

県農林水産部 髙橋和博 次長「最近のこの天気ですね、日照時間も多くなっているので、その分、当然、葉っぱで光合成したものが実に行くことになるので、肥大は期待できるのではないかと」

今年の収穫時期は、佐藤錦が来月13日から17日ごろ、紅秀峰は来月20日から25日ごろで、いずれも平年より5日から7日程度早い見込みです。

また、去年本格デビューした「やまがた紅王」の収穫は、来月18日から23日ごろと予想されています。

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