安曇野市と松本市の一部の下水を処理している、安曇野終末処理場で発生する下水汚泥が、長野県内で初めて汚泥肥料として登録され、今後肥料として利用できるようになりました。

県環境部によりますと、5月10日付けで登録されたのは、下水汚泥肥料「アクアピア1号」で、安曇野終末処理場(通称アクアピア安曇野)で、処理の過程で発生した汚泥を濃縮した上で、消化、脱水したものです。

国が、下水汚泥の肥料化を進める方針を示したことを受けて、肥料化の検討を進めて来ました。

現在、下水汚泥は、セメントの原料として資源化されていますが、植物の成長を促す窒素やリンなどの成分も含まれていることから、肥料価格の高騰が続く中で、農業用資材としての活用が期待されています。

県では、南安曇農業高校と行っている検証試験をさらに続けるなどして、一般の利用に向けた検討を進める方針です。

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