食卓を彩るサラダに欠かせないドレッシング。新商品も続々登場し、まさに“ドレッシング戦国時代”ともいわれています。ただかけるだけの時代は終わり、進化を続けています。バイヤーに聞いた驚きの活用方法とは。

■今や“万能調味料”!ドレッシングの世界

齋藤慎太郎キャスター:
期間限定のドレッシングや、福岡県糸島市の野菜をふんだんに使ったというドレッシング。宮崎県のチキン南蛮店で実際に提供されているドレッシングなど、たくさんの種類があり、スーパーの売り場などで最近、他の調味料よりも存在感が出てきました。

年間数百本のドレッシングを試食している料理研究家のMICHIKOさんに話を聞くと、ドレッシング=サラダにかけるだけではない、「今やドレッシングは万能調味料です」と話します。

では、ドレッシングにはアレンジ方法があるのか。例えば、和風醤油ドレッシングと豆腐を混ぜ「菜の花のマリネ 豆腐タルタル」や、米2合に対して和風しょうゆドレッシング大さじ5杯入れ、「ツナときのこの炊き込みごはん」など、本当に様々な使い方があります。

スポーツ心理学者(博士) 田中ウルヴェ京さん:
ドレッシングは気づけば冷蔵庫に何本も入っていて、スーパーに行くとずっと何分も眺めちゃう。本当に種類が多くなりました。

ホラン千秋キャスター:
「ごちそう系ドレッシング」も増えて、見るとつい「だれかのお土産に」と思って買ったのに、気づいたら家でフタが開いてる、みたいなこともあります。

■まるで“ポタージュ”のようなにんじんドレッシング

齋藤キャスター:
本当に様々あるので、いくつか紹介をしたいと思います。

まず一つ目、2024年3月に開催された「ドレッシング選手権」で最高金賞を受賞した群馬県の「春乃屋Harunoya」の「水を少しも使っていないにんじんドレッシング(918円)」です。

群馬県のにんじんはとても甘いそうで、そのにんじんを使っています。低温調理し、さらに一晩寝かせ合計3日間かけて製造。にんじんの甘さや旨味が凝縮されています。まろやかだけど、あまり他の味を邪魔しない味でした。

ホランキャスター:
にんじんのクセが一切なくて、本当にポタージュの甘さのような旨味がギュッと凝縮されている、優しい美味しさでした。

齋藤キャスター:
アレンジレシピとしては、少し酸味があるので餃子にもあいます。このドレッシングを購入したお客さんからは、ハンバーグと一緒に食べるとハンバーグのこってり感が少しさっぱりして美味しくなる、と好評でした。

■老舗醤油店がドレッシングに挑戦!

大分県の「田中醤油店」という老舗醤油店が手がける「くんせい豆乳マスタードドレッシング(486円)」。醤油店ですので、大豆のことは知り尽くしている、ということで、豆乳のマヨネーズ、燻製の香りがする醤油、マスタード、これらを掛け合わせているドレッシングです。

井上貴博キャスター:
食べ終わりにすごく燻製が鼻を抜けていくので、本当にドレッシングという概念を越えている商品だと思います。

齋藤キャスター:
野菜以外のおすすめは、白身魚のフライやチキンナゲットです。チキンナゲットは上品なマスタードのような味もしますので、お子さんにもいいんじゃないかな、と思います。

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