将棋の藤井聡太八冠が初防衛をかけた大分県別府市での名人戦第4局は19日、挑戦者の豊島将之九段が激しい攻め合いを制し、初白星を挙げました。

別府市で18日から繰り広げられた名人戦七番勝負の第4局。挑戦者の豊島九段が封じ手の39手目を指して2日目が始まりました。

ここまで3連勝の藤井名人が初防衛を決めるか、別府市内では大盤解説が行われ、大勢のファンが勝負の行方を見守りました。

激しい攻め合いとなった対局は、豊島九段が19日夜に入って徐々に形勢有利となり、95手目を受けて藤井名人が投了しました。

豊島将之九段:
「2日目に入って、やれそうな局面から難しい局面になってしまった。内容は精査してみないとわかりませんが、5局目につながったのでそこは良かったと思います」

藤井聡太八冠:
「2日目は受けきれない気がしたので、2五桂で攻め合いに行きました。夕方は6一金を打ってすぐに負ける形はなくなったと思っていましたが…。第5局は気持ちを切り替えてがんばります」

両者の対戦成績は1勝3敗となり、5月26日から北海道紋別市で行われる第5局に決着を持ち越しました。

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