自殺を予防するためにボランティアが電話相談にあたる『新潟いのちの電話』が、設立40年を迎えました。一方で、相談員不足が深刻だということです。

『いのちの電話』は、自殺予防に限らず孤独や不安を抱えた人の相談や悩みなどの話を匿名で聞くもので、全国で電話などによる相談を受け付けています。
新潟では、1984年4月14日に全国で17番目に設立され、現在は24時間体制に移行し、これまで70万件を超える電話相談にあたってきました。

【新潟いのちの電話 及川紀久雄 理事長】
新潟から自殺を無くしたいんだという意識が強く、そういう方々が何の報酬も求めることない、利他的精神の高いボランティアでございます」

一方で、ピーク時には220人いた相談員が今は149人まで減っていて、相談の電話を取り切れないこともあるということです。

13日に行われた記念式典では、活動を支えてきた個人や企業・団体に表彰状が贈られたほか、フリーアナウンサーの伊勢みずほさんらが、「話すこと 聴くこと〜いのちを支える力〜」をテーマに記念講演を行い、『いのちの電話』の活動を理解して欲しいと呼び掛けていました。

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