県外で活躍する青森県民を紹介するターニングポイント。人生の転機となったそのとき、どのような思いや決意があったのか。
第75回のストーリーは、八戸市出身の俳優・長谷川たくや さん。

現在、テレビドラマや再現ドラマなどで活動し、名俳優を目指して、まい進している。

負けず嫌いで恥ずかしがり屋 “変顔”をする少年時代

子どもの頃は、負けず嫌いで恥ずかしがり屋だった。

長谷川たくや さん
「保育園の頃、保育園の先生と話すのが恥ずかしかった。あとは、写真で変な顔をしたり」

中学校は野球部で、冬には家族でスノーボードを楽しむアクティブなスポーツ少年だった。

しかし、高校に入ると状況が一変する。

スポーツ少年が体調不良で一変 価値観が変わった高校時代

長谷川たくや さん
「高校時代に体調不良で調子を崩した時期がありました。水産高校だったんですけど、長期航海実習の時に参加できなかったんです。その間、1人で授業を受けたりとか、ラグビー部だった時にスポーツ制限とか生活制限がかかって、生活の価値観みたいなのが人生の価値観みたいなのが180度変わった

そこから人を助けたいという思いで医療系の専門学校に進学したが、やりたいこととは少し違っていたため中退。
人生を考え直した時に、高校時代に好きだったドラマの俳優を思い出し、
自分も人に勇気を与えられるようになりたいと考え、上京。

長谷川たくや さん
草彅剛さんのドラマを見て感動しました。草彅さんは今でもリスペクトしています。現場でお会いしたこともありました」

上京はしたものの、俳優の仕事が簡単にあるとは限らず、
商店街の手伝いや朗読劇など、バイト生活と俳優への修業の毎日。

長谷川たくや さん
「簡単に(俳優に)なれるって思っていたんですけどなれなくて、テレビに出られるようになるのに30歳手前までかかりました。どの仕事でもそうだと思うんですけど、簡単じゃない」

思い通りにいかない不甲斐ない毎日の中で、少し心が落ち込みそうになった頃、周りの人の助言が自分を強くしてくれた。

俳優人生は道半ば “どんな役でも感謝”先輩や恩人の教えが支えに

長谷川たくや さん
カメラが向いてる時だけが役者の仕事じゃないので、まず人に感謝すること。日頃、お世話になってる方がいるんですけど、その方に『まず感謝しなさい。感謝することが絶対大事だ。何でも感謝しないと始まらないよ』と言われました」

例えばドラマの主演でも、通行人のようなエキストラでの出演でも、どんな役でももらえたことに感謝。
嫌なことがあっても前向きに捉えれば、今後の自分にプラスになる。
近所の宮田さんや両親、俳優の先輩から教えられたこと。

長谷川たくや さん
「この俳優の名前は知らないけど、なんかこの人見たことあるみたいな俳優になりたいです」

今までの中で一番の仕事は、全国放送のドラマで名前のある役をもらえたこと。
まだ道半ばの俳優人生。

長谷川たくや さん
「人とは違う経験をしているので、人とはずれてる部分あるかもしれないですけど、人とは違う見方もできます。将来の夢は、芸能界でお金をしっかり稼いで親孝行をする。皆さまに東京から夢を届けたいです」

長谷川さんの挑戦は続く。

青森テレビ「わっち!!」月~金曜夕方4時25分
「Turning Point」2024年5月14日放送回より

~長谷川たくや(はせがわ・たくや)~
◆青森県八戸市出身
◆1989年生まれ
芸能事務所「NOS」所属

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