6月は、全国的に梅雨入りとなります。こうした雨の季節が近づくと頭痛などの症状が現れる「気象病」に悩まされる方も多いようです。なぜ、梅雨時に体調が悪くなるのでしょうか。専門医に対策などを聞きました。
原因は気圧の変動?!
仙台市青葉区にある川平耳鼻咽喉科クリニックです。高橋薫院長は、もうじき、気象病の症状が現れる人が増えてくる頃だといいます。
川平耳鼻咽喉科クリニック 高橋薫院長:
「気圧の変動や低気圧の影響で、耳鳴り、めまい、頭痛などの症状が出ることを気象病という。梅雨入りする6月頃から気象病の方が増えてきます」
前線や低気圧の影響で雨が降った13日、症状が出たという人もいました。
症状が出た人:
「ちょうどきのう(気象病の症状が)ありました。頭が重くてほてった感じ。だるいなーっという感じがした」
「雨の日は雨が降る前に調子が悪いなーって感じになったりする」
気圧変動が体に及ぼす影響とは
気圧が大きく下がると、体の中にある気圧のセンサー、三半規管が反応し、自律神経が乱れることなどが原因で気象病の症状が出ます。こうした症状を和らげるにはマッサージが効果的だといいます。
川平耳鼻咽喉科クリニック 高橋薫院長:
「心臓から血流を首から耳に入れてあげた方がいいので、首から上の方になるべくマッサージをしてあげて、途中、首から心臓の方に血流を戻して上げるように、ぎゅう~と力強くしてあげる」
高橋院長は、気象病の予防には、普段からの適度な運動が重要だと指摘します。
川平耳鼻咽喉科クリニック 高橋薫院長:
「自律神経のバランスが崩れると気象病になりやすいので、普段から日光を浴びて適度な運動をすることが大事」
宮城を含む東北南部の梅雨入り平年は6月12日頃。これから気圧が大きく下がりやすい時期に入るため体調の管理に注意してください。
高橋院長によると、気圧から6から10ヘクトパスカルほど下がると頭痛が生じやすくなり、13日のような前線や低気圧の影響で気圧の変化が大きくなるときは注意してほしいと話しています。
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