山梨県の富士北麓地域では観光客の集中による地域住民への悪影響=オーバーツーリズムが起きています。
その解消へ向け、富士吉田市は観光客を市内各地に誘導させる仕組み作りの検討会を立ち上げることになりました。
富士吉田市は、富士山と五重の塔の撮影スポットとして有名な新倉山浅間公園や、レトロな商店街と富士山を撮影できる本町通りに大勢の観光客が訪れています。
しかしこの2か所は外国人観光客の駐車違反や危険な道路の横断が頻繁に起きるなど、オーバーツーリズム現象となっています。
こうした状況を受けて富士吉田市は、市を挙げてオーバーツーリズムの解消に取り組む方針です。
富士吉田市 堀内茂市長:
「これから どの地域をどのようにしなければならないというのを、これから具体的に今年度スタートし、まとめていくわけであります」
関係者によりますと富士山課や安全対策課など8つの部署で検討会を設立し、観光客を市内各地の観光地へ誘導する仕組み作りを協議するということです。
検討会は今月中に設立し、来年3月までに対策案をとりまとめる予定です。
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