タクシーの駐車が禁止されている場所での客待ちや、客引き行為など、法令違反が疑われる営業を行うタクシーが山梨県の河口湖駅周辺で横行していることがわかりました。

連日、大勢の外国人観光客が訪れる河口湖駅。ロータリーの一角に白い1台のタクシーが停車していますが、実はここ近くのホテルや旅館、自家用車などの送迎用のスペースでタクシーの駐車は本来禁止されています。

さらに駅の隣にあるコインパーキングでは、駐車場の真ん中に、他の車が出られないようなかたちで停車しています。

河口湖駅のタクシー乗り場。並んでいる客をスーツ姿の男性が少し離れたところから見ています。徐々に近づくと、タクシーを待つ外国人観光客に「タクシー、タクシー」と声をかけていました。いわゆる客引き行為とみられます。

正規の乗り場を使用できない会社の運転手が、こうした行為をしているものとみられます。

客引き行為は軽犯罪法違反の可能性があります。

きのう、JNNの記者が客引きや迷惑駐車をしていたドライバーを直撃すると…

記者「客引き行為していないですか」
  「客引きはしていないです」

客引き行為を否定。また、迷惑駐車については…

記者「駐車禁止の場所にとめているのでは?」
  「大丈夫ですね」
記者「駐車場の真ん中は?」
  「ちゃんと通れるようにとめている。駐車場の真ん中にはとめていない」
記者「とめていましたよ」
  「とめてねーから」
記者「違反行為をしている認識はない?」
  「ないですね」

今回、迷惑行為をしていたドライバーが勤務する会社のうち、取材に応じた1社は「過去にも迷惑駐車など苦情が寄せられていて、ドライバーには注意を行った」「迷惑行為が事実であれば指導を徹底する」と話しました。

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