コロナ禍にあえぐ宿泊事業者向けの府の補助金などが、あわせておよそ5200万円不正に使われていたことが府の調べで分かりました。

 コロナ禍で打撃を受けた宿泊事業者を支援するために2021年から去年6月まで行われていた「大阪いらっしゃいキャンペーン」。

 府によりますと、府内に宿泊施設のある事業者が一般客が宿泊していないにもかかわらず宿泊したと偽装するなどして2021年度と2022年度分の府の補助金、あわせておよそ5000万円を不正に受給していたということです。

 施設の元従業員が府側に連絡して発覚しました。

 府は今後、事業者に対して補助金の返還を求めることにしています。

 このほか、宿泊当日にキャンセルとなって余ったクーポンを従業員に飲食店などで使わせていたなどとして、12の事業者であわせておよそ200万円分のクーポンが不正利用されていたということです。

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