裏金事件に発展した自民党派閥の政治資金問題。
党本部が全国で行っている地方組織や党員との対話が甲府市で行われました。

自民党 松山政司参議院幹事長:
「二度こういったことが起こることのないように、我々執行部も総裁はじめ肝に銘じて頑張ろうと取り組んでいるところ」

この「政治刷新車座対話」は、去年の年末から問題となっている自民党派閥の裏金事件を受けて党本部の役員が地方との意見交換を目的に全国で行っています。

甲府市の自民党県連には党本部から松山政司参議院幹事長と宮崎雅夫参議院議員が訪れ、県連執行部の県議や県内の一般党員と意見交換を行いました。

自民党 松山政司参議院幹事長:
「大変厳しい意見が寄せられた。『自民党員だということが今は言いづらいぐらいに厳しい状況になっている』ということも聞いた」

政治資金の問題を巡っては、県内でも長崎知事の資金管理団体が自民党二階派から受け取った現金1182万円を報告書に記載しないまま保管していたことが明らかになっていますが、これについて出席者の中から意見はなかったということです。

芹沢年延記者:
「地方の声を真摯に受け止めていくのか、それとも単なるガス抜きとして終わるのか。政治の信頼回復への本気度はこれから問われていきます」

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