山形県山形市の路上で20代女性の下腹部を触った不同意わいせつの罪に問われている男の裁判が開かれ、検察は懲役1年6か月を求刑しました。

起訴状などによりますと、山形市松原の無職の男は、今年1月の夜、山形市で路上を歩く20代女性に後ろから抱きつき、服の上から下腹部を触った不同意わいせつの罪に問われています。

初公判で男は「間違いありません」と起訴内容を認めていました。

きょうの裁判では、事件当日、飲み会を終えた男は帰宅途中に見かけた女性をスマートフォンで撮影しながら追いかけて近づき犯行に及んだことが明らかにされました。

また、被告人質問も行われ、検察側が、犯行に及んだあとも女性が逃げ込んだコンビニエンスストアの中まで追いかけていたことを問い詰めましたが、男は「酔って記憶がない」と答えていました。

検察は、被害女性が夜に外出ができない精神状態になったことや、男が過去にも酔って女性を触り、勤めていた会社から処分を受けていたことなどから再犯の可能性もあるとし、懲役1年6か月を求刑しました。

一方、弁護側は、男が被害女性に謝罪文を送るなど反省していることや、勤めていた会社を退職するなど社会的制裁を受けているとし、執行猶予付きの判決を求めました。

判決は今月23日に言い渡されます。

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