熊本の九州学院高校出身でプロ野球ヤクルトの村上宗隆(むらかみ むねたか)選手(24)が、きのう15日の広島戦で今シーズン第9号となるソロホームランを放ち、プロ通算200本塁打を達成しました。

1992年に当時西武の清原和博(きよはら かずひろ)さんが記録した24歳10か月の史上最年少記録を塗り替える24歳3か月での達成です。

これで村上選手は通算100号、150号、200号のそれぞれの節目で史上最年少記録を塗り替えたことになります。

地元・熊本も歓喜

熊本市出身の村上選手に、地元からは喜びと、さらなる活躍を願う声が上がっています。

熊本県の木村敬(きむら たかし)知事は、
「また一つ日本プロ野球の歴史に残る記録を打ち立てた村上選手を、熊本県民の1人として、とても誇らしく思います」
「ぜひこの調子で、一昨年の三冠王を超える大活躍のシーズンとなることを県民あげて応援しています」とコメントしました。

熊本市中央区でプロ野球ファンが集まる飲食店『船場町ダイニングgogobar』
のオーナー、田淵大(たぶち だい)さんは、
「素晴らしい記録。おととし、店でお客さんたちと村上選手のシーズン55号、56号を見た時のことを思い出しました」
「ただ村上選手は、私が応援しているカープの試合の時にメモリアル弾が多い気がするので、カープ戦ではほどほどに打ってほしい」と笑顔で話していました。

250号以降の最年少記録は

熊本の希望の星と言える村上選手。では次の節目、250号以降の最年少記録は誰で何歳なのでしょうか。

250号 王貞治さん(26歳2か月)
300号 王貞治さん(27歳3か月)
350号 王貞治さん(28歳4か月)
400号 王貞治さん(29歳4か月)
450号 王貞治さん(30歳10か月)
500号 王貞治さん(32歳0か月)

※村上宗隆選手(現在24歳3か月)

250号以降の最年少記録はいずれも、通算868本塁打を記録した王貞治さん(当時巨人)でした。

ちなみに王さんが200号を記録したのは、1965年のことで、当時25歳3カ月。村上選手と比べて1年遅いペースでした。

もしかすると来シーズンには…

村上選手が記録を更新する可能性について具体的に見ていきます。

村上選手がレギュラーに定着した2018年から去年までの5シーズンで、1シーズンあたりのホームランの平均は38本になります。

このペースを維持したとして単純に計算すると、村上選手が25歳で迎える来シーズンの途中に250号が生まれ、そして26歳の2026年シーズン終盤に300号に到達する計算になります。

「肥後より携えし力」をどんどん解き放ってほしいと、県民の期待は高まっています。

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