去年9月、宜野湾市の国道で、アメリカ兵の男が軽乗用車に乗っていた男女3人に重軽傷を負わせ基地内に逃走した事件の初公判が開かれ、アメリカ兵は起訴内容を認めました。


起訴状によりますと、アメリカ海兵隊3等軍曹のカミーロ・エスコバル被告(24)は、去年9月、宜野湾市の国道58号を走行していたところ車線変更した際に前方の軽乗用車に衝突し、軽乗用車の男女3人に重軽傷を負わせたにも関わらず、その場から逃走したとして過失運転傷害やひき逃げの罪に問われています。


16日の初公判でエスコバル被告は、起訴内容を認めました。


検察側は、エスコバル被告が前方の乗用車を追い越そうと制限速度50キロを守らず時速128キロで走行したと指摘し、事故後に米軍基地内に逃げ込むなど「事故対応は悪質極まりない」と非難しました。

その上で、エスコバル被告に対し懲役2年2か月を求刑しました。


エスコバル被告は「被害者とその家族の皆さまに謝罪したい」と述べ、弁護側は被告が基地からの外出を禁止されているなど社会的制裁をすでに受けていることや、事故更生プログラムを受講しているなどとして執行猶予付きの判決を求めました。

裁判は16日で結審し、判決は今月23日に言い渡されます。

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