一般のドライバーが自家用車を使って有料で人を運ぶ「日本版ライドシェア」について、青森市周辺のタクシー会社14社が、国に参入の申し出をしたことがわかりました。早ければ6月上旬に開始される見通しです。

「日本版ライドシェア」は、タクシーが不足する時間帯に限定して一般のドライバーが自家用車で運行するもので、2024年4月から東京や京都など4つの都府県の一部で始まっています。

ライドシェアを管理するのは地元のタクシー会社で、国交省が青森市周辺のタクシー会社16社に意向を調査したところ、14社が参入を希望したということです。

このうち、青森市の成長タクシーでは配車の依頼が多い朝晩の時間帯は、さばききれていなかったとして期待を寄せています。

成長タクシー 田中隼人統括マネージャー
「コロナ禍を経てドライバーは2割ほど減少している。市民の皆さんも想定がつく夕方・早朝の時間帯、どうしても車両が薄くなる時間帯は需要があるんですが、今のドライバー数では補いきれない。そういったところを、この日本版ライドシェアでしっかり検証して今後につなげていきたい」

国交省によりますと、青森市周辺では金曜と土曜日の午後4時~翌日の午前5時までに限定する形でタクシー会社14社であわせて19台のライドシェアを希望しています。

青森市でライドシェアが始まるのは、早ければ6月上旬で東北地方では、宮城県仙台市に続いて2例目となる見込みです。

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