川崎市のJR南武線登戸駅で男性2人がホームから線路に突き落とされた事件で、殺人未遂容疑で逮捕された男が容疑を認めた上で「理由は分からない」と供述していることが15日、捜査関係者への取材で分かった。被害者との間にトラブルもなかったとみられ、神奈川県警は動機を慎重に調べる。  捜査関係者によると、被害者のうち40代男性は県警に対し「男とトラブルはなく、会話もしていない」と説明した。男はこの男性を背後から押し、玉突きになる形で50代男性も線路に落ちたとみられる。当時は通勤ラッシュで混雑していた。  男は川崎市多摩区の阿久津貴史容疑者(32)。県警は職業を作業従業員としていたが、無職に訂正した。


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