「パソコンがウイルスに感染している」などと嘘をつき金をだまし取る手口で長崎市の男性が202万円分の電子マネー利用権をだまし取られる事件がありました。警察はニセ電話詐欺として捜査しています。

被害にあったのは長崎市に住む会社員の男性(60代)です。

警察によりますと、今月12日、男性が使用するパソコンの画面上に「このパソコンはトロイの木馬に感染しています」などという警告メッセージと問い合わせ先の電話番号が表示されました。

その後、男性がこの電話番号に連絡すると片言の日本語を話すマイクロソフト社の外国人社員を名乗る人物から「トロイの木馬というウイルスに感染している」「復旧するには修復用のソフトをインストールする必要がある」などと言われ、数種類の有料オプションプランを進められました。

男性が一番安い5万円のプランを選んだところ「手続き料もかかる。コンビニエンスストアーで20万円のアップルギフトカードを購入してください」「残りは返金する」「ミスするとカードは無効となる」などとウソの説明をされたということです。

これを信じた男性は9回にわたり、合わせて202万円分の電子マネーを購入し、そのIDカード番号を相手に伝え利用権をだまし取られたということです。

不審に思った男性が翌日13日に、警察に相談したことで被害が発覚しました。

警察は「パソコンの問題解決のために電子マネーを支払えば解決できる」は全て詐欺として注意するとともに、電話やメールでお金やギフトカードでの支払いの話をされたら必ず家族や警察に相談するよう呼びかけています。

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