鹿児島空港では先週、台北との定期便が4年ぶりに再開しました。14日は国際線の活性化を目指す会議が開かれ、地上業務の体制強化のため、4600万円を計上することなどが報告されました。

鹿児島空港の国際化を促進する協議会には、県や航空会社などからおよそ30人が出席しました。

鹿児島空港の国内線の去年の乗降客数は546万人で、コロナ禍前の96%まで回復しています。一方、国際線は5万3000人あまりと、コロナ前の13%にとどまっています。

国際線の定期路線は去年6月の香港を皮切りに、ソウル、台北で再開しましたが、上海線の再開は決まっていません。

足かせとなっているのは、搭乗手続きや荷物の積み下ろしなどの地上業務を担うグランドスタッフの不足です。地上業務を委託されているのは南国交通1社のみで、コロナをきっかけに減少したスタッフの数は戻らず、人手不足が続いています。

14日は、委託業者の新規参入を支援するため、県の予算およそ4600万円を活用することが承認されました。

(県交通政策課 鈴木圭祐課長)「上海線・新規就航・LCCも含めて一層の鹿児島空港の国際線充実に取り組んでいきたい」

協議会は受け入れ体制を確保し、利用促進を図りたいとしています。

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