「森の人」という意味の呼び名を持つ、あの動物の施設がリニューアルです。

 母親の“レンボー”に甘える、オランウータンの男の子“レイト”。札幌市円山動物園の新しい施設が、まもなく誕生します。

大竹彩加キャスター
「わぁー!本物の森みたい。草木も生い茂っていて自然光もさしていますね。あと、なんだか蒸し暑いですね、湿度が高いです」

 14日、報道陣に公開された、「オランウータンとボルネオの森」。
 野生のオランウータンが暮らす熱帯雨林が、リアルに再現されています。

札幌市円山動物園 林紘太郎 獣医師
「観覧される方と動物の距離が近いので、まるでオランウータンの生息環境に、お客さまが入り込んだように観覧できる施設」

 木の上で暮らすオランウータンが、本来の姿で生活できるよう、天井までは約8メートル。
 柱も本物の木のような質感で、室温は24度以上、湿度も70パーセント以上に保たれています。

 大きな仕掛けの1つが、1日に3、4回降る人工のスコールです。
 開園中は毎日正午に1分間、当面は、ホールの外から見ることができます。

大竹彩加キャスター
「ボルネオ島を再現するために、実際に島に生えている植物をこちらで育てているそうです。見てみると植物には、まだスコールの雨粒が残っています。そして土も湿っていますね」

 スコールはアトラクションではなく、植物たちの恵みの雨です。
 一般公開は21日からで、この森では、いずれボルネオに住む魚やは虫類、昆虫たちも展示される予定です。

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