仙台銀行と山形市のきらやか銀行による持ち株会社「じもとホールディングス」は昨年度の決算を発表しました。仙台銀行は黒字となった一方、きらやか銀行の業績不振によりホールディングス全体では、234億円の赤字になりました。

じもとホールディングスが発表した今年3月期の決算は、仙台銀行が一般企業のもうけにあたる純利益が11億6700万円で、12年連続の黒字となりました。

一方、同じく傘下で山形市に本店を置くきらやか銀行は、経営不振により244億2800万円の赤字となりました。

これにより、共同持ち株会社のじもとホールディングスは過去最大となる234億6200万円の赤字となりました。これを踏まえ、期末配当を無配とするとしています。

じもとホールディングス 鈴木隆社長:
「過去にない大幅な大赤字で初めての無配となり、株主、取引先に深くおわび申し上げる。ただ仙台銀行については12期連続の黒字で、しっかり支援をしてきらやか銀行を立て直して、じもとホールディングスの業績も立て直したい」

また、きらやか銀行が2009年に国から受けた200億円の公的資金について、期限となる今年9月の返済が困難になったとして、返済時期の見直しで国と協議に入ったことも明らかにしました。

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