14日未明、福島県南会津町の住宅に2人組の男が押し入り、住人の女性を縛って現金などを奪う強盗事件が発生しました。現在も男らは逃走中で、男らは片言の日本語を話していたことから、外国人の可能性もあるとみて警察が捜査しています。

警察によりますと、14日午前1時ごろ、南会津町藤生の住宅で60代の女性が寝ていたところ、2人組の男が押し入り、女性の目をふさぎ、手を縛りました。男らは「カネ、カネ」と脅し、現金1万円あまりを奪って逃走しました。

その後、女性は自力で脱出し、近くの住人に助けを求め、警察に通報しました。女性のけがの有無は調査中ですが、命に別状は無いということです。

女性は手首などに軽いけがをしていて、警察が強盗傷害事件として男らの行方を追っています。男らは、片言の日本語を話していたということで、外国人の可能性もあるということです。

女性が助けを求めた家の住人によりますと、女性は「助けてくれー」と言って、戸をドンドンと叩いてきたといいます。そして「寝ていたところ、2人組の男が裏口から入って来て手足をガムテープで巻かれ、目隠しをされた。ガムテープをすぐ貼られ、どんな顔をしていたかはわからない」と話したということです。

また、男1人が金を要求し、もう1人は引き出しなどを開けて探っていた様子だったと言い、女性は「震えが止まらず、殺されるかと思った」と話していたということです。

4月から5月8日にかけ、栃木県、群馬県、長野県で2人組の男が民家に押し入る強盗事件が相次いで発生していて、警察が関連を調べています。

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