地元産100%のコメで酒造りを行っている新潟県阿賀町の酒造会社が、蔵人と一緒に酒米づくりを体験してもらおうと、11日に田植えツアーを開催しました。

阿賀町日野川にある麒麟山酒造の圃場には11日、田植え体験ツアーに県内外から
38人が集まりました。麒麟山酒造は、約30年前から地元農家と協力しながら、
全量 奥阿賀産米にこだわった酒造りに取り組んでいて、毎年この時期になると社員総出で田植えを行うのが恒例になっています。

麒麟山酒造7代目 齋藤俊太郎社長
「蔵人みんなが農家、我々は農業をやるんだ!という気持ちで、どの担当者もコメづくりから一生懸命手をかけて、酒まで仕上げています。その取り組みを知ってもらおうと、みなさんに参加してもらいました」

参加者は、初めて田植えをする人も多く、麒麟山酒造の社員からアドバイスを受けながら、酒米「たかね錦」を丁寧に手植えしました。

新潟市から参加した人
「コメづくりがこんなに大変だということを今までしたことがなかったので、貴重な経験」

五泉市から参加した親子
「泥遊びの延長みたいで楽しかったです。」

麒麟山酒造7代目 齋藤俊太郎社長
「酒ができる背景を知ってもらうことは味わいのひとつだと思っているので、そんなところを体験を通じて感じてもらうと、ひときわおいしく感じてもらえるのではないかと思います。」

新潟を代表する“淡麗辛口”の日本酒に!
麒麟山酒造は、9月中旬に行われる稲刈りも一般から参加者を募る予定だということです。

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