新潟県は今後、新潟県内で気温が高くなる可能性があることから、農作物の管理徹底や熱中症対策を呼び掛けています。

新潟県によりますと、新潟地方気象台が13日に発表した「高温に関する早期天候情報(北陸地方)」によると、19日頃から「かなりの高温(5日間平均気温平年差+2.2°C以上)」になる可能性があるということです。

また「1か月予報」でも、向こう1か月の気温は高く、特に期間の前半は気温が「かなり高くなる」見込みだとしています。

新潟県は「高温に伴う農作物等の管理対策」を発表し、農作物等の管理に注意するよう呼びかけています。また5月は体がまだ暑さに慣れておらず熱中症になりやすいため、農作業の前や最中に水分補給をするなど、意識して熱中症対策をしてほしいということです。

高温に伴う農作物等の管理対策(5月14日 新潟県発表 ※一部抜粋)

●水稲
 田植えに際しては、苗の葉の萎凋が生じないよう、水田への搬出後も必要に応じ育苗箱にかん水するなど対策を。また除草剤の散布時期や中干しが遅れないよう注意。

●大麦、小麦
 
高温や土壌の乾燥を受けた後に湿害を受けると成熟期に達する前に枯れる恐れがあるため、排水溝の再点検を行って最適な土壌水分の維持に努めるほか、高温により成熟期及び収穫適期が早まることが予想されるため、適期に収穫・乾燥を。

●園芸全般
 病害虫発生予察情報に留意し、生育ステージに応じた適切な病害虫防除に努めるほか、こまめな換気や遮光により温度管理を徹底するを。

●野菜
・施設野菜は、高温による障害発生回避のため、換気や遮光資材の使用により、ハウス内の温度を下げる。
・露地野菜については高温乾燥により葉焼けや活着遅れが懸念されるため、適切にかん水を。

●果樹
 今後の高温で生育が早まる可能性があるため、生育に合わせた各種管理作業や防除等を適期に行えるよう計画的に。また温度・湿度管理やかん水を。

●畜産
 急な温度上昇に備えて暑熱対策を早めに準備を。

●きのこ
 ハウス内の高温による生育障害を防ぐため、換気による適切な温度管理し適期収穫を。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。