石川県七尾市に住む70代の男性が投資家を名乗る人物から儲かる株を紹介するなどと説明を受け、現金1200万円を騙し取られる被害がありました。
警察によりますと、男性は3月上旬、SNSを通じて連絡を取り始めた投資家を名乗る人物に「2日以内に利益目標を達成できる必勝株をご紹介する予定です」などと説明を受けたということです。
男性は現金を支払えば株式購入による利益が得られると信用し、4月25日までに5回にわたって現金1200万円を指定された口座に振り込ました。
また、購入した株が表示される投資アプリをインストールするよう指示を受け、翌日になって、アプリを確認したところ、利益を確認。出金しようとしたところ、法外な手数料を請求されたため、詐欺を疑い警察に相談しました。
SNSなどを通じて相手を信用させて金銭を騙し取る「SNS型投資詐欺」は、県内では今年に入り3月末までに10件確認されていて、被害額はおよそ1億4500万円に上っています。
警察は投資や儲け話の勧誘は詐欺を疑うよう呼びかけています。また、著名人や有名人になりすました勧誘にも注意が必要です。
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