自民党の石井参院国対委員長は、参議院の政治倫理審査会の審査対象で、まだ出席していない安倍派や二階派に所属していた参院議員29人全員が欠席の意向を示していることを明らかにしました。

参議院の政治倫理審査会をめぐっては、自民党の派閥の裏金事件を受け、安倍派や二階派に所属した議員32人に対する審査会の開催が議決されていますが、これまでに出席したのは世耕前参院幹事長、橋本元五輪担当大臣、西田参院議員の3人にとどまっています。

石井準一 参議院国対委員長
「今日の午前中がリミットだということでありました。29人の意向を確認したところ、出席意向を示す人は誰一人いませんでした」

自民党の石井参院国対委員長はこのように明らかにしたうえで、まだ出席していない29人全員が欠席の意向を示していることについて、「与党として誠に遺憾だ」と強調しました。

また、出席を求めることができる参議院政治倫理審査会の規定17条の議決の可能性も示唆し、「野党から正式な手続き上の提案があったら対応したい」と話しています。

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